成功する経営者は知っている!動画の力 ~ビジネスを拓く動画活用~

佐賀よろず支援拠点、コーディネーターの樋口浩一です。

「ビジネスに動画を活用」と言われても「HPやSNS、チラシで間に合っている」、「作るの難しそう」、「外注するとお金がかかりそう」など、壁を感じる人も多いのではないかと思います。しかし今、ビジネスに動画は重要。動画の有無がビジネスの成功を左右すると言っても過言ではありません。その訳を今からお話します。

この記事の概要

ビジネスでの動画活用が当たり前の時代

2015年ごろからインターネットによる動画配信サービスが本格的に普及。2020年、11兆8275億円となったコンテンツ市場の中で動画系ソフトはおよそ6割を占めるまでになりました。

参照:関係情報:情報通信関連:情報通信白書令和4年版 (soumu.go.jp)

今や動画は娯楽、情報伝達に留まらず、コミュニケーション、マーケティングの分野に至るあらゆる場所で活用されています。

動画3つの特性

興味を引きやすい

動画は文字通り、動く「画」です。静止画と比べ、画が動き、音もある動画は、視聴者が興味を持ち、「つい見てしまう」特性があります。例えばインスタでは写真の中に動画の再生マークを見つけた時、思わずタップした、という経験はありませんか。動画はまさに視聴者の好奇心をくすぐる媒体なのです。

情報量が多い

アメリカの調査会社の研究によると、動画は文字と比較して5,000倍の情報を伝えることができると言われています。動画1分なら180万文字、Webページであれば3,600ページ分になる計算です。冊子では数十ページにもなる商品や事業のマニュアルも、動画にすることで5分ほどで、しかも理解しやすい形で伝えることができます。

どうしてでしょうか?

情報は文字だけではなく、商品やサービスの形・動き・色などすべてが含まれます。文字の場合、人は受け取った意味を頭でイメージして理解を深めますが、それは視聴者に興味や関心があることが前提です。

しかし、ビジネスの多くの場面で商品やサービスを届けたい相手のほとんどは、それを知らず興味がない、もしくは薄い状態です。そんな相手に発信する媒体として、動画ほどうってつけのものはありません。

アメリカの心理学者、アル

バート・メラビアンによる研究でコミュニケーションの際、相手への影響は視覚55%、聴覚38%、言語7%の法則がある、という結果が出ています。

この結果に鑑みると、主に視覚と聴覚に訴える動画はコミュニケーションで大きな力を発揮する事になります。動画を見て視聴者は商品やサービスを具体的にイメージでき、文字のように自ら情報を探す負担もありません。しかも、短い時間でその価値の一端を理解できるのです。

記憶に残る

アメリカの研究機関では、文字の記憶定着率が10%に対し、動画は20%以上の効果があるという結果が出ています。

またドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの研究では人は記憶した情報を20分後には42%を忘れる、という説があります。しかし一方で情報の反復や復習が行われれば、忘れる割合は小さくなるとも言われています。

参照:エビングハウスの忘却曲線,そのモデル関数について (jst.go.jp)

動画活用で最初は購入に繋がらなくても、その後、消費者が同じ情報に触れた際に「この前のあれだ」と思い出せる。つまり動画によって消費者の反復と復習が自然に行われ、結果、記憶に残りやすくなるのです。ある佐賀県の会社では、商品PR動画をHPやショップで繰り返し活用したところ、売上が5倍以上となった事例もありました。

このように様々なマーケティングのプロセスで動画が有効である為、活用する事業者や企業が増加しているのです。

動画ビジネス活用法

BtoC

BtoCでは動画で商品を使う様子を通して魅力を伝えることが重要です。視聴者が同じものを使ったときの自分をイメージしやすくなり、販売促進につながります。また、動画視聴がきっかけでネットで商品を検索したり、友人知人との話題にしたりといった購買以外の行動喚起もできます。

BtoB

BtoBでの動画活用も重要です。説明的になりがちな企業のプロダクトやサービス、熱い思いや突っ込んだ話、専門的な技術などは表面上、なかなか見えづらいもの。しかし、動画ならエモーショナルな表現によって内容を伝えることができ、訴求力を高められます。特にBtoBで決済プロセスが多く、額が大きい場合はクライアントに自社商品をより深く理解してもらうことが重要。この理解を助ける手段として動画は効果的なのです。

 

ビジネスのあらゆる場面で活躍する動画

販促に活用

動画をWebサイト掲載や広告で活用することで商品やサービスへの興味を引き付けやすくなり、認知拡大に効果を発揮します。

営業ツールに活用

営業ツールの一つとして動画を見てもらうことでクライアントに対して自社商品の理解が短時間で深まり、その後の商談がスムーズに進むというメリットがあります。

マニュアルに活用

社内マニュアルにも効果的です。業務マニュアルを動画にすることで、不明点を従業員に何度も復習してもらうことができ、理解を助けられます。例えば、生産過程の機械の操作方法をまとめた動画、従業員が空き時間で調理方法を予習復習する為の教育マニュアル動画などです。動画にすることで教育コストを大幅にカットでき、さらに業務未経験者も未知の業務が理解がやすくなり、社内教育の効率化が図れます。

商品の取り扱い方を動画としてマニュアル化する方法もあります。動画をHPに掲載し、購入者に見てもらうことで、電話やメールでの問い合わせ件数を減らすことができます。

人材採用に活用

動画は人材採用にも効果的です。企業紹介動画を作成することで、採用にかかる工程を減らし、効率化を図れます。また職場環境のイメージを具体的に分かりやすく伝えられます。 

特にこれからの人材採用では現代の動画視聴に慣れたデジタルネイティブ世代がターゲットとなることが多いと考えられるので、より効果的です。

さいごに

あらゆるビジネスシーンで効果的な活用ができる動画。今はスマホやパソコンで比較的簡単に制作できますが、いい機材やソフトで作ったものが“よい動画”ではありません。

商品やサービスの特徴や魅力の本質がしっかりと内容に落としこまれ、リアリティがあるものストーリーがあって視聴者の共感が呼べるものよい動画です。そんな動画には忖度のない誠実さがあり、それが消費者やクライアントにとって、事業者の皆さまが提供される商品やサービスの価値への信頼と理解につながるのです。

 

あなたもビジネスでの動画活用に、一歩を踏み出してみませんか。

佐賀よろず支援拠点では事業者の皆さまが自ら動画を作り、活用する為の様々な相談、アドバイスを行っています。撮影・編集技術はもちろん、動画で最も重要な企画・構成、その運用に至るまで支援は多岐に渡ります。

よい動画”の制作と活用によって、事業者の皆さまがビジネスを成功に導く為、一緒になって課題を解決していきます。

無料で何度でもご相談いただけますので、お悩みの方は是非、ご利用ください。

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この記事を書いた人

樋口浩一のアバター 樋口浩一 専門:デザイン・ブランディング, 動画制作

映像ディレクターとしておよそ17年。取材・企画・構成台本・撮影・編集と映像コンテンツ作成の始まりから終わりまでを一貫して手掛けてきました。まだ確かな形のない状態にアプローチし、情報を収集、分析し、その思いをくみ取りながら本質を見極め、魅力を見出していくことを得意としています。

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