資金が足りない!からの起業術。その事業アイディアを形にするには?

事業アイディアはあるけれど、資金がなくてチャレンジできないという悩みを持つ方は多いです。

確かに、多くの事業モデルでははじめての売上が上がり、入金を待つまでの期間、先行投資が発生するものです。しかし、他人のお金を上手く使うことで、そうした先行投資の時期を乗り越え、事業が形にできるかもしれません。

このブログでは、いろいろな資金調達の手法を挙げ、あなたのビジネスをスタートするための具体的な方法を紹介します。

この記事の概要

1. エンジェル投資:経験豊富な投資家からの支援

エンジェル投資とは

エンジェル投資とは、主に個人の富裕層がスタートアップ企業に対して資金を提供することを指します。

エンジェル投資家は、資金提供だけでなく、ビジネスの成長に役立つアドバイスやネットワークも提供するため、事業の成功に大きな影響を与える存在です。

エンジェル投資家は、ベンチャーキャピタルと異なり、必ずしも明確な投資方針があったり、既定の手続きがあるというわけではありません。人間的に気に入られれば、事業資金を支援してくれることもあり得ます。

エンジェル投資家を見つけるためには、ネットワーキングが重要です。基本的には知り合いの伝手をたどって紹介をしてもらうことで、その後のビジネスにおいて余計なトラブルを抱え込まなくてすむ可能性が高いです。

エンジェル投資のもう一つの魅力は、投資家からのアドバイスやサポートを受けられる点です。「アクセラレーター」を兼ねる投資家も多く、彼らは豊富なビジネス経験を持ち、スタートアップの課題に対する実践的な解決策を提供することができます。

エンジェル投資の注意点

エンジェル投資家にアプローチする際には、明確なビジネスプランとビジョンを持つことが求められます。投資家は、自分の資金がどのように使われ、どのようなリターンが期待できるのかを知りたいと思っています。

そのため、プレゼンテーションやピッチデックを作成し、事業の強みや市場の潜在性を具体的に示すことが重要です。また、投資家とのコミュニケーションを円滑にするために、誠実さと信頼性を持って接することが大切です。

他方で、エンジェル投資家は、ベンチャーキャピタルのような倫理基準を持っているわけではなく、ときに出資企業の役員に対して仕事の枠を超えたアドバイスや激励といったコミュニケーションをとろうとしてくる可能性もあります。(もちろん、それがプラスに働く場合もあります)。出資契約においてはきちんと弁護士と相談して作成することをおすすめします。

2. クラウドファンディング:コミュニティの力を借りる

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングは、インターネットを通じて多くの人々から少額の資金を集める手法です。

この方法は、特に新しいアイディアやプロジェクトを広く知ってもらい、資金調達と同時にマーケティング効果も得られるため、起業家にとって非常に魅力的な手段です。

クラウドファンディングには、寄付型、リターン型、投資型などいくつかの種類があります。

寄付型社会貢献や慈善活動などに対して寄付を募るもの
リターン型支援者に対して商品やサービスを提供する形態
投資型出資に対して株式や債券を提供する形式

自分のプロジェクトに最も適したタイプを選択することが重要です。

成功するクラウドファンディングのためには、まず魅力的なプロジェクトページを作成することが必要です。ページには、プロジェクトの目的、背景、目標金額、使用用途、達成期限などを明確に記載し、支援者に対するメリットやリターンを具体的に示すことが求められます。

また、プロジェクトのストーリーを感動的に伝えることで、支援者の共感を得やすくなります。ビジュアルや動画を効果的に活用することで、プロジェクトの魅力を引き立てることができます。

支援者とのコミュニケーションも重要です。定期的にプロジェクトの進捗状況を報告し、支援者からのフィードバックを受け入れる姿勢を示すことで、信頼関係を築くことができます。

さらに、SNSやメールマガジンを活用して、プロジェクトの情報を広く発信することで、より多くの人々にリーチすることが可能です。

クラウドファンディングの注意点

クラウドファンディングの成功例だけをみると、非常に有効な手段かと思われますが、あまり資金が集まらない場合、「人気のない商品なのではないか」と思われ、デメリットが発生する可能性があることも考えておく必要があります。

また、資金調達という観点でみると、プラットフォームに支払う手数料は、銀行借入利息など他の資金調達手段と比べると高い水準になることが多いです。粗利が十分に見込める価格で販売するか、まずはテストマーケティングとして実行することも検討してみてください。

3.トレーニングファームに参加する

トレーニングファームは、農業分野で起業をしたい方への有効な選択肢のひとつです。

各自治体で設定された訓練期間があり、就農までを手厚く支援してもらうことができます。訓練期間中も生活費等の給付を受けることができ、資金を気にせずに事業をはじめることができます。

4. 補助金・助成金:政府や自治体の支援を活用する

政府や自治体が設定する補助金や助成金の活用です。

これらの資金は返済不要であり、特定の条件を満たすことで受け取ることができます。特に、スタートアップや中小企業を支援するための制度が多く存在します。

補助金・助成金の種類は多岐にわたり、研究開発、地域振興、環境対策、技術革新など、さまざまな分野で提供されています。自分の事業に合ったプログラムを見つけるためには、各種情報を定期的にチェックし、応募条件や締め切りを確認することが重要です。

多くのプログラムは、応募者に対して審査が行われるため、事前に十分な準備を行うことが求められます。

補助金・助成金の申請プロセスは、通常、以下のステップで進行します。

STEP
補助金・助成金を探す

自分の事業に適したプログラムを選定し、詳細な申請要項を確認します

STEP
申請書類を作成する

この際、事業計画書、予算計画書、過去の実績など、求められる書類を漏れなく揃えることが重要です

STEP
審査

事業の実現可能性や社会的な意義、予算の妥当性などが評価されます。そのため、事業の強みや独自性をしっかりとアピールすることがポイントです。

STEP
採択

審査を通過し、補助金・助成金が採択されると、事業の実施に移ります。この段階では、補助金・助成金の使用に関する厳格なルールが適用されるため、支出の記録を正確に管理し、報告義務を遵守することが求められます。定期的な進捗報告や最終報告書の提出が必要な場合もあり、これらの要件を満たすことで、信頼性を保つことができます。

補助金・助成金は、返済不要な資金であるため、起業家にとって大きなメリットがあります。しかし、その取得には競争が伴うため、入念な準備と適切な戦略が必要です。

自分の事業に最適なプログラムを見つけ、成功のためのポイントを押さえた申請を行うことで、資金調達のチャンスを最大限に活用しましょう。

(参考)補助金とは?助成金との違いは?中小企業診断士が解説!

5. 共同出資において自分は現物出資する

共同出資とは?現物出資とは?

共同出資は、複数の出資者が資金を出し合い、事業を共同で運営する手法です。

これにより、資金調達のリスクを分散しながら、各出資者の強みを活かした事業運営が可能となります。

このとき、共同出資者には現金を出資してもらい、自分は空き家となっている家を事業所として現物出資することで、互いの保有資産を有効に使うことが可能です。

共同出資を成功させるためには、信頼できるパートナーを見つけることが最も重要です。パートナー選びでは、相手の資金力だけでなく、事業に対するビジョンや価値観が一致しているかを確認することが必要です。

これにより、事業運営の方向性や意思決定がスムーズに進むことが期待できます。信頼関係を築くために、十分なコミュニケーションを行い、お互いの期待や役割を明確にしておくことが大切です。

共同出資の際には、契約書をしっかりと作成することも重要です。

契約書には、各出資者の出資額、役割分担、利益配分、意思決定の方法、退出条件などを明確に記載します。これにより、将来的なトラブルを未然に防ぎ、事業運営を円滑に進めることができます。また、弁護士などの専門家に相談し、法的な側面も考慮した契約書を作成することが望ましいです。

共同出資のデメリット

一方で、共同出資にはデメリットもあります。複数の出資者が関わることで、意思決定が複雑化しやすく、意見の対立が生じる可能性があります。

そのため、事前に意思決定のルールを明確にし、定期的なミーティングを通じてお互いの意見を調整することが重要です。共同出資を成功させるためには、信頼関係を基盤にした強力なパートナーシップが不可欠です。信頼できるパートナーと共に事業を成功に導きましょう。

6.ビジネスコンテストの賞金を使う

難易度は上がりますが、各地で行われているビジネスコンテストの賞金を開業資金とすることも検討の余地があります。

ビジネスコンテストによっては数十万円〜100万円単位の優勝賞金があることもあり、起業家にとってはチャレンジしたい機会かもしれません。また、そのほかにも、「ビジネスコンテスト優勝」ということでその後のビジネスにも良い影響があります。

7.移住起業する

東京圏に在住であれば、移住して起業することも有効な選択肢のひとつです。

移住して起業することで、移住支援金などの制度を利用することができます。

移住起業について、詳細は以下をご参照ください。

【地方起業】佐賀への移住起業で活用したい補助金・助成金・支援金・奨励金まとめ

起業するにあたって資金調達のご相談なら、よろず支援拠点

よろず支援拠点では、売上向上のアドバイスだけでなく、資金調達についてもアドバイスをすることができます。

起業アイディアはあるが、資金の工面に苦慮している、そんなお悩みがありましたら、ぜひよろず支援拠点にご相談ください。

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