九州移住&起業応援セミナーから、移住⇒起業した方のご紹介をピックアップしてお伝えします。
この記事の概要
東京から福岡県へ移住起業した村上さんのケース
村上裕子さん;個人事業主で、植物染め商品の製造販売、講師、グラフィックデザイン、ビジネス支援センターのアドバイザーとして活動。
以下は村上さんのパートからスタートします。
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- 商品紹介と理念
- 繰り返し使える梱包材やエコバッグの製造に注力。
- 使い捨てを減らすために、洗って繰り返し使用できる製品を開発。
- キャリアの始まりと海外経験
- 福岡県田川市出身。高校卒業後、大阪でファッションデザインを学び、テキスタイルデザインに興味を持つ。
- テキスタイルを本格的に学ぶためロンドンに留学し、帰国後、東京で10年間テキスタイルデザイナーとして活動。
- 福岡への帰郷と転機
- 2014年に母の介護のため福岡に戻るが、植物染めを始める。
- 地域に豊富にある植物を利用して、植物染めに熱中するようになり、起業を考え始める。
- 地域おこし協力隊への参加と起業準備
- 河原町で地域おこし協力隊に参加し、渋柿を使った染料の開発に従事。
- 商品開発やグラフィックデザインなどのスキルを活かして起業準備を進め、2年目に起業し、3年目には安定した収入を得るようになる。
- 地域の利点と成功要因
- 渋柿や土地、水といった地域資源がビジネスに活用できたこと。
- 学校で学んだ技術やアパレル業界での経験が、商品開発やプロモーションに大きく寄与した。
- 地方での生活とビジネスの可能性
- 地方では家賃が安く、制作時間を確保しやすいことが大きな利点。
- インターネットを通じた販売や展示会の参加により、地方でもビジネスを展開できる。
- 結論とメッセージ
- 地方での起業や物作りを推奨。特に、自然やスペースを必要とするアーティストや物作りを志す人にとって、地方移住は魅力的。
- 自分のペースで仕事を進めながら、地域資源を活用したビジネスの可能性を感じている。
- 自分のペースで好きな仕事をしながら、田舎での起業のメリットを強調。
2.東京から佐賀県に移住起業した山本さんのケース
山本卓さん(合同会社ライトギア);元々は俳優やテレビ番組のディレクターをしていたが、地方移住に興味を持ち、佐賀県の地域おこし協力隊に参加
以下は山本さんのパートからスタートします。
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- 地域おこし協力隊での活動
- 2019年9月に佐賀県の地域おこし協力隊として活動を開始。
- 任期は本来3年間だが、途中からの参加だったため2年半で終了。
- 地域の編集者として、中山間地域の人々や仕事に焦点を当てた取材を行い、地方に興味のある人々向けにウェブサイトを運営。
- コロナ禍とコワーキングスペースの立ち上げ
- コロナ禍で中山間地域に人を呼び込む機会が減少。そこで、地方に仕事を持ち込める「コワーキングスペース」を作るプロジェクトを始める。
- 起業を意識していなかったが、流れで起業を決意。
- 映像制作にも着手し、YouTubeに100日間連続投稿を行ったことで、仕事依頼が増える。
- 起業と合同会社ライトギアの設立
- 映像制作やコワーキングスペースの運営、キャンプ場の管理など複数の事業を行う合同会社ライトギアを2021年1月に設立。
- 映像制作では、企画、撮影、編集をワンストップで提供。地元の映画制作にも携わる。
- コワーキングスペース「おとなしテラス」の成功
- 2022年4月にコワーキングスペース「おとなしテラス」をオープン。
- 山の中にあるにもかかわらず、約2500人が利用し、集客面で成功。
- 自己資金30万円でスタートし、最終的に2100万円を調達(クラウドファンディング、融資、補助金など)。
- 資金調達と集客の工夫
- 資金調達では、ゼロインフラの中で電柱設置などから始め、クラウドファンディングや銀行融資で資金を確保。
- 集客では、交通の便が悪いという逆境を乗り越え、特定の目的を持った人が集まる場所として成功。
- 映像制作、キャンプ場運営、その他の事業
- 映像制作、キャンプ場運営に加え、講演会や地方創生、教育関連の活動にも取り組む。
- 映像制作のプロジェクトとして、地元中山間地域の映画制作に関わる。
- 地域活性化への思い
- 地域活性化の概念をエリアではなく「関係性」で捉える。エリアを問わず、繋がりを大切にしている。
- 自身の経験から、地方移住や起業の重要性を強調し、チャレンジすることの意義を説く。
- まとめとメッセージ
- 地方での起業や移住は、自分自身を成長させる絶好の機会であり、困難があっても挑戦する価値がある。
- 笑顔で、楽しくやりがいのある仕事を追求する姿勢を大切にしている。
東京から熊本県に移住起業した佐浦さんのケース
佐浦さん;世田谷生まれで40歳まで東京在住、奥様の実家熊本を訪れて自然の美しさに感銘を受け、移住を決意。
以下は山本さんのパートからスタートします。
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- キャリアの変遷と現在の活動
- 元々は東京で宝石商をしていたが、現在はマーケターとして活動。主にマーケティングの人材育成やリモートコンサルティングを手掛ける。
- 地元では観光型ビジネス研修や、地方創生にブロックチェーン技術を使ったプロジェクト(DAOやNFT)にも取り組んでいる。
- 起業の背景と地方での取り組み
- もともとはITのサポート業務を行っていたが、30代で家業の宝石商を継ぎ、その後観光業のブランディングへと関心を移す。
- 黒川温泉でフロント業務を経験し、旅館の事業再生に関与。観光業でのブランディングを通じて、地域の魅力を引き出す活動を行う。
- 地方移住のメリット
- 生活コストが東京の2/3に抑えられ、家族との時間が増えた。
- 自然環境の中で倫理教育や命の大切さを学ぶ機会が増え、家族との関係が深まった。
- 地方の文化やお祭り、伝統行事などを通じて学び直しの機会が増えた。
- 移住における課題と気づき
- 土地柄や地元の歴史、文化、地名などの事前確認が重要。
- 移動手段の確保(自家用車の必要性)は、都市部から来た人には盲点となる。
- 移住初期は孤独を感じやすいが、地域との繋がりを持つことが重要。
- オンライン収益の重要性
- オンラインでの収益基盤を確保することで、地方での生活を安定させやすい。
- リモートワークを活用し、都市部で培ったスキルを地方で活かすことができる。
- 地方での起業は自己実現の手段として有効だが、夢に過度に依存せず、現実的な準備が重要。
- 結論とメッセージ
- 地方での起業は自己実現の最高の手段だが、オンライン収益の柱を事前に確保しておくことが成功の鍵となる。
- 移住後の現実的な生活基盤を整えることが、長期的な成功につながる。
福岡から鹿児島県に移住した田口さんのケース
田口さん;「サラ忍マン」として当初は福岡で忍者のビジネスを展開後、鹿児島に移住
以下は田口さんのパートからスタートします。
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- 福岡での成功とビジネスモデル
- 福岡では忍者としてのキャリアを構築し、新聞やテレビ、世界的なメディアで取り上げられる。
- ラーメンのプロモーションやSNS活動、メディア出演(新聞、テレビ、世界ニュースなど)を通じて知名度を上げ、ビジネス展開に成功。
- 補助金の活用や各種ビジネスイベントでの成功もあり、ビジネスとして確立。
- 福岡での活動が認められ、数々の賞や表彰を受ける。
- コロナ禍と鹿児島への移住
- コロナ禍で全ての仕事が消滅し、3年半の間、夜勤のアルバイトを続ける苦境を経験。
- 新しいチャンスを求めて鹿児島に移住し、1人で新たな生活をスタート。住居は月3万円のアパートで、シンプルな生活を送る。
- 鹿児島での生活と仲間の存在
- 鹿児島では1人で始めたが、仲間が1人おり、その存在が重要だと感じる。
- 鹿児島の自然や食文化に触れ、体重が増えるなど、生活が変化。
- 鹿児島独特の地名や方言に苦労するが、地域との交流を通じて順応する。
- 地元の風土と人々
- 鹿児島では人々の距離が近く、飲み会などの場で素早く仲間を増やすことができる。
- 桜島の噴火や火山灰との生活は日常的で、防災意識が高い地域。
- 鹿児島でのビジネス活動と成功
- 鹿児島で「サラ忍マン」として地域イベントや公演活動を展開。市の大きなイベントやメディアにも出演。
- 地域の焼き芋電車イベントでは、来賓として扱われるなど、地元での影響力が拡大。
- 父親が鹿児島県出身という背景もあり、地域とのつながりが強まる。
- ビジネス成功の要素
- 移住してビジネスを成功させるための3つの要素を強調:
- 使命 – 自分の武器を明確にすること。
- 覚悟 – 何を決断し、何を捨てるかの覚悟を持つこと。
- パートナー – 何でも話し合える仲間の存在が必要。
- 移住してビジネスを成功させるための3つの要素を強調:
- 結論とメッセージ
- 苦境を乗り越えるためには他者を喜ばせることが重要であり、ビジネス成功の鍵となる。
- 鹿児島で地域を活性化しながら、夢を追い続ける大切さを伝える活動をしている。
- 鹿児島での経験を通じて、自分の使命や覚悟を持ち、仲間と共に進むことが大事だと締めくくる。